【企業の現状及び支援の経緯】
食肉加工事業の拡大のため、新しくレトルト食品の商品製造及び販売を検討していた。店舗の看板や販売促進用のチラシ、POPなど、シンボルマークやロゴタイプの形や色がバラバラで統一感がなく、それが店舗全体のブランド統一・イメージ向上を妨げていた。知名度及びブランドイメージ向上のため店舗全般のデザインについて相談したいとのことで、よろず支援拠点のデザイン担当コーディネーターに支援要請があった。
【実施した支援内容】
コーディネーターは、まずブランドロゴの明確化・統一化が必要と判断。VI(ビジュアル・アイデンティティ)マニュアルの整理・作成を提案した。また、現状のシンボルマークやロゴタイプをもとに、例えばシンボルマークを小さく使用する時にスペースが潰れないなど、細部の微調整や、時代に合わせたロゴタイプのサイズ・配置、統一のカラー指定など、大きくイメージを変えない程度のデザインアドバイスをした。さらにチラシやPOPでのレイアウト、文字組、フォントの選び方、カラーの使い方など、事例を紹介しながらデザインの基礎知識を伝えた。レストランとして親しみやすさの中に高級感も感じられるデザインを検討・意見交換した。
【支援の結果及び今後の展開等】
ブランドイメージ向上のためのシンボルマークやロゴタイプのデザインに統一感が出た。今後は、販売促進のための広告デザインや商品パッケージなど、常に新しいデザインが必要になる。デザインコンセプトを最初に整理し、企業内で統一することにより、ブランドイメージや知名度の向上をはかっていく。